vol.8 アムールイトウ、モンゴルの旅
2020年04月06日 11:00
アムールイトウ(タイメン)をいつかは釣りに行こう。何年も前から抱いていた思いは、2018年9月に実現した。
アムールイトウは、生涯海に降りることなく淡水域に生息しているサケ科の魚。
サケ科の魚の中でも最も起源が古い種の一つだそうで、その風格は原始的な顔つきや風貌に表れているように感じる。
* 旅の初日、最初のポイントで釣り上げたアムールイトウ( 14gスプーン )、デルゲルムルンリバーにて
釣り場は、モンゴル・ウランバートルから空路約1時間20分のムルンへ。そしてムルン空港から車で約2時間半とアクセスがいいところ。
しかも、滞在したロッジはセレンゲリバーの川辺に立っているという素晴らしい環境・・・だったのだが、
ロッジ前の川は、増水のために釣りにならず。毎日、ロッジから車で大草原を1~2時間走り、釣りが可能な河川へと移動した。
* ロッジの全景。薪を熱源とした温水シャワーや水洗トイレも完備。日没後には発電機が作動して電燈も灯ります
* 大草原を四駆の車で移動。その日の状況をガイドが見極めて、ポイントへ
* 移動中には、遊牧民の人々と出会う。昔ながらに馬に乗る人とバイクで疾走する人も
* もっとも多く通った、デルゲルムルンリバーの風景
* こちらもデルゲルムルンリバーの美しい風景なのだが、毎日このような晴天で釣りには厳しい状況が続く
トップに写真を掲載したアムールイトウが今回の釣りのターゲットではあったのだが、
意外な発見だったのはレノック( コクチマス )の釣りの面白さ。
鋭くクイックなあたりと俊敏でスピード感のあるファイトは、
30~50cmクラスのトラウトのゲームフィッシングの楽しさを再確認した思いだった。
* 上の2つの写真は、レノック。美しい魚だが、個体によって色がかなり異なる
* こちらは、パーチという魚。セレンゲリバーにて
* 上2つの写真は、セレンゲリバーの風景
* 野菜とベーコンのスープ、ある日の朝食にて。毎日違うスープ・メニューが登場、どれも野菜たっぷり
* スープ餃子。ある日の夕食にて。別の日には、パン、パスタ,米と主食も多彩
* ニンジンのサラダ。ある日の朝食にて
6日間の釣りで、アムールイトウ( タイメン )4尾・レノック16尾・パーチ1尾という中々厳しい釣りではあったが、
すべてが今まで出会ったことのない初めての魚種であったことは、また新たな思い出を作ることができた
幸せな釣り旅となった。
完