vol.12 イトウ、釧路湿原の旅~北海道特別篇~

2024年12月29日

2024年11月下旬の2日間、北海道の釧路湿原へ。

テーマは、アメマス(エゾイワナの降海型)の平均サイズをのんびりと釣ること。

だったのだが・・・




<初日のイトウ>




初日雲一つない晴天の中、午後1時ころに川底へ沈めていったスプーン(ルアーの一種)を巻き上げた瞬間、

ふわっとした感触で何かに引っかかったように感じた。


倒木などへの根掛かりだとしたら、強く合わせるとより刺さりが深くなってしまう。

それを回避するためにゆっくりとロッドをあおった。

するとわずかな針先からの振動が手元に伝わった。えっ!魚か!?

今度はやや強めにロッドをあおると針先がゆっくりと動き始め・・・そして、ぐいぐいと引っ張られていく・・・



*15分を超えるファイトの末、姿を見せたのはイトウ・90cm!



*カヌーの上の水をはった生簀で魚に極力ダメージを与えないように撮影、そしてリリース




*90cm・イトウの尾びれ、手のひらサイズ



<2日目のイトウも90cm>


*2日は終日曇天で気温は7℃ほどだったが、昨日の好天により水温は思ったほど下がらなかったことが奏功したのかもしれない




*2本目のイトウを前にして、しばし呆然!?





<アメマス>

今回のメインターゲットのアメマスは初日も2日目も安定して活性が高く、数釣りを楽しむことができた。



*初日に釣ったアメマス、今回最大の64cm




*平均サイズのアメマス、とても美しい!



*釧路湿原を流れる釧路川の風景。エゾシカ、キタキツネ、オオワシなどの野生動物にも多く遭遇する 





*釧路川のイトウやアメマスも貴重な野生の生命のため、すべてリリース


<追記>

①タイトルに「北海道特別篇」と付記したことについて

「世界を釣ろう」のコンセプト=海外釣り旅ではないため、北海道特別篇としました。

国内釣り旅ではあるものの、あまりにその感動は大きく記録に残しておきたいという思いから

悩んだ末にこのサイトに掲載することとしました。


②釧路湿原の釣りについて

今回の旅で、カヌー操船及び釣りのガイドでお世話になった方からいただいたメッセージを

最後にお伝えします。

「野生のイトウやアメマスのフィッシングを楽しめるのは、この釧路湿原の豊かな自然があってこそ。

ゴミを落としていかない、野生動物にストレスを与えないなどの自然環境への配慮を。

また、カヌーやボート(エンジンや電動などの動力は禁止されており、手漕ぎのみ)による釣りは

落水の危険があるためにライフジャケットの着用が必須なのはもちろんのこと、

安全上の注意には十分に留意を」とのことでした。


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