vol.18 GOAL直前! ツクナレ・アスーに泣いた!

2016年06月05日

2016年06月05日 13:20

Vol.18のゲストは、南米やインドへ長期の釣り旅をされた小西さん( 兵庫県在住:以下、Nさん )です。

南米は3カ月、インドは1カ月。それは、どんな旅でどんな魚が釣れたのでしょうか。

私はそんなに長い釣り旅は経験がないので、きっと面白い体験談が聞けるだろうと

とても楽しみにしていました。結果は期待通り・・・ 今回もよろしくお付き合いくださいませ!

*小西さんは、vol.13のゲスト・鍋田さんにご紹介いただきました。 ありがとうございました!

インタビュアー:工藤( 以下、K )              2016年4月30日



                         * 83cm、17lbのツクナレ・アスーです。自力で辿り着いて獲った魚です。


K:

お休みのところ、恐縮です。よろしくお願いします。

早速ですけど、2011年の頃でしたっけ。南米に3ヶ月の旅って伺って、すごいなと。

仕事を休まれて行かれたのでしょうか?

Nさん:

こちらこそ、よろしくお願いします。

南米に3カ月かけて旅をしたときは、仕事を休みというか、辞めたんです。

大学を卒業してから就職して3年働いていたんですけど、それを辞めて行きましたね。

それに行きたいがために( 笑 )。

K:

へぇー! 思い切りましたね~

私の場合は、月~金を休み取って前後の土日をくっつけて9連休で海外釣り旅に

行くというパターンが多いんですね。会社員とかだとだいたいそんな感じだと思うんですけど。

羨ましいというのもあるけど、3ヶ月の旅っていうのがちょっとイメージできなくて( 笑 )。

Nさん:

ですよね(笑)。

K:

ところで、それが初めての海外の釣り旅だったのでしょうか?

Nさん:

厳密には、辞める前に5日間の休みを取ってタイに行ったことがあります。

ただ、釣りはしたのですが、海外がどういうものかというのを見に行こうという感じで。

本格的な釣り旅という感じではなかったですね。

K:

過去にインタビューさせていただいた方々では、タイの釣り堀で豪快な釣りを体験してハマって、

段々と自然のフィールドの旅へと広がっていくっていう話をよく聞くのですが、

やはり釣り堀メインなのでしょうか?

Nさん:

僕は、真逆ですね。

ブラジルに行って野生の魚を釣りたいっていうのが最初にあったので、タイの釣り堀で

ピラルクとかがいるのは知っていたのですが、そちらには行きませんでした。

取りあえず海外の旅をタイで経験して、それからブラジルへ行こうと。

K:

では、タイは川とか沼とかの釣りってことですよね。どんな魚が釣れるんでしょう?

Nさん:

はい。川で小さいコイのような魚が釣れましたが・・

種類は何だかよくわからなかったんです・・笑

K:

ははは~ 

ところで、最近思うのですが、私のようなサケ科の魚が好きな人と淡水のいわゆる怪魚系が好きな人

がいますよね?両方ともとか、海のGTやカジキやマグロまで何でもという方ももちろんいるわけですが、

特に若い人たちでは怪魚系が人気で、アマゾンに憧れている方って多いように思うのですが。

小西さんはどうですか?

Nさん:

う~ん 怪魚への憧れっていうより・・・

僕は小学校3年生くらいの頃に熱帯魚を飼い始めて、大学生までずっと飼っていたんです。

で、熱帯魚の雑誌とか見るとアマゾンの現地採集レポートとか載っているわけですよ。

そういうのを見ていて、いつか行きたいな~っていうのがありまして。

K:

なるほどね~ そういう子どもの頃の体験があったわけですね。

で、熱帯魚飼育から釣りへは、どうつながっていったのでしょう?

Nさん:

釣りは熱帯魚の飼育とは直接は関係なくて、小学校5年生の頃にバス釣りのブームがあって。

友達に誘われたのがきっかけですね。だから、釣りはバスがメインなんです。

大学のときもずっとバスをやっていて、社会人2年目の頃だったと思うのですが

SNSでブログが紹介されていて。ボンバダアグアっていう当時は聞きなれない名前で、

今では有名ですがテルさんという方がやっていて。それを見たときに衝撃が走りました。

K:

それは、どんな衝撃だったのでしょう?

Nさん:

海外で魚を採集するだけでなく、釣っている人が実際にいる!!って。

テルさんは半年働いて、ブラジルに行って釣りして。また半年働いてブラジル行って・・

ということを10年くらい繰り返しているんです。

K:

へぇ~ これまた、すごい人がいるんですね!

今もそのパターンを続けられているのですか?テルさんは。

Nさん:

今は会社を立ち上げてブラジルの釣りは以前より少し間が空いていますが、ブラジルの

知識は随一です。誰よりも知っていますね。もともと熱帯魚の業界にいて、知識の深い方です。

K:

そんなテルさんの影響もあって、南米へ自分も長旅へ行こうというようになっていくわけですね。

面白いですよね。ところで、その南米の3ヶ月の旅についてなのですが、1か所に長く滞在して

のんびり釣りをするといった感じなのでしょうか?

Nさん:

いや。長くはないですね。長くて1週間とか。それと、ブラジルへ行く前にアメリカで1泊する航空券を

買ったので、ついでにバスプロショップスへ行ってみたいというのがあって。

で、泊まるとこも考えずにデトロイトに着いたんです。

マクドナルドが24時間営業しているだろうと思ったら10時くらいには閉まっていて、

泊まるところもなく困っていたら、通りすがりの人が、よかったら俺のところに来ないかって

声かけてくれて泊めてくれたんです!僕は中学生レベルの英語しか話せないのですけど、

その人も釣り人で話が盛り上がって、楽しかったですね~

K:

偶然だけど、釣り師同士が引き寄せあったんでしょうね( 笑 )。

ところで、そのバスプロショップスっていうのはお店なんですか?



                       * バスプロショップスの外観風景。


Nさん:

はい。全米一大きな釣り具店ですね。釣り具だけでなく、ハンティング用品や銃なども扱っています。

そこに寄ってから、サンパウロへ向かいました。

そしてサンパウロから、ずーっと北上する旅へ。最初に3種類狙いたい魚を決めていて。

ドラードとアマパ・タライロン( アマパ州にしかいないタライロン )とツクナレ・アスーと。

その3種類は絶対釣って帰ってこようと。

最初にドラードを狙いに行ったんですけど。

で、パンタナルという世界一の大湿原に流れる河で釣りをしたんですね。

本当に自然豊かなところで。ものすごく広いんですよ。どこまでが湿原かわからないくらいで。

結局、ドラードは釣れなかったんですけどね。



                       * パンタナル・パラグアイ河の風景。


K:

それは、あたりはあったんでしょうか?あたりはあっても食いが悪いとか。

食ってきても釣り上げるのが難しいとか。

Nさん:

いや~ あたりもなかったですね。まったくポイントがわからなくて。

何度かチャンスはあったけどモノにできなかったということもありますね。

後あとわかったことなのですけど。



            * パンタナル大湿原にあるボニートに流れるプラタ川でシュノーケリングをしながら撮ったドラードです。


K:

初めて行く海外の釣り、特にどこまでが湿原かわからないような広大なところでは

ポイントとかわからないし、誰か案内してもらわないと難しいですよね。その辺は、どうなんでしょう?

Nさん:

いや~ 案内とかはしてもらってないですね。ツアーとかには頼らないって最初から決めていたんですね。

全部自分の力で行って、ボート出すのにも「これだけ出すんで乗せてくれ」って交渉して。自分で釣ろうと。

ただ、ボートに乗せてもらうだけで。



                * カショーロ・ファッコンと呼ばれる牙魚です。パンタナル大湿原を流れるパラグアイ河にて。



                    * パンタナル大湿原を流れるパラグアイ河にいたジャカレ( ワニ )です。


K:

へぇ~ それも面白いな~

Nさん:

バスの乗り場とかに行くとツアーやっているから行かないかって誘われたりもしたのですが、すべて断って。

ドラードは釣れなかったわけですが。それはそれでいい経験になったなって思いますね。

K:

なるほどね。そういうスタイルの釣り旅もあるんですね。新鮮です( 笑 )。

ところで、釣り場から次の釣り場へと移動していくにはどういうふうにして行くのですか?

Nさん:

ブラジルはバス社会になっているんですよ。

本当にあちこち縦横無尽に走っていて。どんな僻地に行こうと思ってもたいていバスが通っているんですね。

ただ、道はすごい悪路でがったがたで何も舗装されていないんですが。

K:

そうなんですね。バスを乗り継ぎ、乗り継ぎ行くわけですね。

でも、国土が広いから時間はかかりますよね。長旅にならざるを得ない感じですね。

アマゾンに過去に行かれた方の話を聞くと飛行機でマナウスとかに行って、また飛行機を乗り継いで

アマゾンに着いて。そして川に浮かぶ船に宿泊するっていうスタイルが一般的のようですよね。

バスを乗り継ぐというやり方でもアマゾン川で釣りをすることは可能なのでしょうか?

Nさん:

はい。そういったやり方でも、アマゾン川でツクナレ・アスー( ピーコックバスの最大種 )

を釣ることができましたから。

K:

素晴らしい!

ターゲットとしていた3種の魚の中で、ドラードは釣れなかったけど

ツクナレ・アスーやタライロンとかは釣れたということですよね?

Nさん:

そうですね。ツクナレ・アスーとタライロンは釣れました。で、タライロンの方はまったく日本では情報がなくて。

出国前にアマパ州にいるということだけをテルさんに聞いて。

で、そこの「タライロンを釣ってこい」って言われて。



                     * カノア( 木彫りのカヌー )に乗って激流を上がっていきます。



                     * アマパ州にて。パクーを銛で突いて見せてくれた。


K:

ははは~

Nさん:

何も情報がなかったので。とりあえず地図を見て、川はどこを走っているか。

そこにはバスで行けるのかとか。いろいろ調べて、現地の人にいろいろ聞いてそれも

片言のポルトガル語で。一つひとつ、しらみつぶしに探していったんですね。

結果的に北上していくことになるんですが。で、北上していった先の町でやっと釣ることができました!



                     * ブラジル・アマパ州に生息するアマパタライロンです。



                     * アマパタライロンの釣り場風景。



                     * ブラジル・アマパ州で釣ったブラックピラニアです。


K:

熱いな~!!

ところで3ヶ月の旅は、すべてブラジル国内の移動だったのでしょうか?

Nさん:

ブラジルからフレンチギアナ、スリナム、ガイアナへ。そしてまたブラジルへと回りましたね。

アマパ州がブラジルの北東にあたるところなのですが、そこから東のほうに行くとフレンチギアナがあって、

その横にスリナムがあって。ガイアナがあって。そこから南に下がるとブラジルのマナウスに着くんですね。

そういうルートで。

K:

へぇ~ 壮大な旅ですね!!





                     * 上2つの写真は、ブラジル・アマパ州で出会った少年たちです。



                  * ブラジル・アマパ州でお世話になった人たち。みんなアミーゴ( 友達 )です。


Nさん:

その3つの国はギアナ三国って言われているんですけど、そこにはそんなに長くは滞在できていないんです。

みんなそこで、ツアーで大きいタライロンやピライーバを釣ったりしているんですけど。

僕は、海沿いの町を通っていったというくらいの感じで、そんなに釣りはできなくて。

K:

そこから、再度ブラジルに戻って、ツクナレ・アスーを目指すわけですよね。



             * マナウスにある最大規模の市場、アドルフォ・リスボア市場で売られているタンバキと呼ばれる魚です。


Nさん:

はい。

ガイアナからブラジルのマナウスに行って、よくみなさんが行かれているネグロ川で釣ろうと思って

いたんですね。ところが、あんまりお金がなくなってきて。このままではネグロ川には行けないなと。

で、マナウス周辺の川を探して。バスを乗り継ぎながら行けるところに行こうと、

最後にそこに賭けたんです。

K:

何か、どきどきしますね。



                                * マナウス近郊のワットマン川からの夕陽です。


Nさん:

あるところに着いて、ボートを持っている人に巡り会えてその人のボートに乗せてもらって釣りをする

ことができたんですがその釣りの初日に17lbのツクナレ・アスーが釣れましたね。



                     * 上は、冒頭と同じ写真/ツクナレ・アスー17lb .83cm


K:

おーー!!

やりましたね。最後の最後という感じですよね!



                     * ブラジルで使用していたルアー。主にピーコックバス向けですね。



                   * 漁師と交渉し、カノアで釣りをします。小さいですが、これもアスーです。


Nさん:

はい。旅も終盤を迎えていましたから。

K:

この写真いいですよね!! 魚が釣れたときは、どんな状況だったのでしょう?

Nさん:

すごいタイミングだったんですよ。

この日4時間くらい、まったくノーバイトで。釣れなくて、ポイントを間違ってるのかな~って思っていて。

ふと、空を見上げると雲が急激に近づいてきたんですね。

ブラジルもそうですけど、赤道の真下ってスコールがすごく多いんですよ。

このときも雲が見えたなって思ったら、いきなり大粒の雨が降ってきて。

上着を着る間もなくて、ずぶ濡れになりながら投げていたんです。



                     * 立木が乱立するところで、ど派手に喰らいついてきます。


で、入り江の奥に枝があったんですが、その枝の奥のところににうまいことペンシルが入ったんですね。

スポッと。そこからちょんちょんとゆっくり動かして、ピッチを徐々に上げて引いていたら

横からすごいのが出てきたんです、ゴバっと!!そのときは、頭真っ白になりましたね~

K:

へぇ~

なんだろうな。釣りってうまくいかないことも多いけど。

いい釣りになったときって後から振り返ればなんだけど、天候が変わるとか。

いろんな偶然が重なるというか。何かざわつく感じと言うか、予感がしたりしますよね。

神様が降りて来るっていうか。そのときもそんな感じがあったんじゃないでしょうか。

いや~ これ泣きますよね~

Nさん:

本当にそう思いますね。

この時は泣きましたね。魚を釣って泣いたのは初めてです( 笑 )。



             * ブログのタイトルに使用している写真です。カノアで釣りをすることに意味があると思っています。



                     * スイッシャーに飛び出した15IBのツクナレ・アスーです。



                     * 上の写真と同じ魚です。場所はマナウス近郊に流れる川です。



                     * ツクナレ・パッカ。アスーになる前の魚です。


K:

そこに到達するまでに、2ヶ月半とか3ヶ月とかかかっているわけですからね。

Nさん:

そうですね。

それと先ほど、タライロンを釣ったという話をしましたけど、そのときも前日にすごい雨が降って、

やっていた川が一気に増水したんですよ。それまで小さいのは釣ってはいたんですが、

川の水が増えて小魚が動いているタイミングで出やすいというのが何となくつかめていたんですね。

次に雨が降って水が増えたら絶対おいしいと思っていて、そのタイミングでポイントに

入ったんですよ、狙いさだめて。予想通り、水面を飛び出してきて最高でしたね。

K:

トラウトなんかでも、そうですよね。晴れより、曇りや小雨くらいがいいし。

あるいは雨が降ったあとや風が止んだあととか。

Nさん:

わかりますね~



                     * マナウス近郊、ワットマン川で釣ったツクナレ・ボーボレータ。


K:

目標の3種のうち、2種は獲れたという。何とも感慨深い、苦節3ヶ月の旅は終了していくわけですね。

そんな南米の長旅のあとに、インドにも出かけることになるんですよね?

Nさん:

インドは、その2年後ですね。

最初に4~5月に行ったんですが、釣れなくて。同じ年の10~11月に再度行きました。

K:

へぇー!!

で、インドはどんな魚を目指して行ったのでしょうか?

Nさん:

いろんな種類のライギョがいるんですね。

よく、マハシールとか、バガリウスとかを狙う方が多いのですが僕はバルカ・スネークヘッドという

熱帯魚屋さんで売られている中では一番高価なライギョで、誰も釣ったことがない魚を狙いに行こうと。

結果的には釣れなかったのですが、他の種類のライギョがいくつか釣れましたね。

K:

なるほど。

インドはブラジルと同じようなバスの旅というパターンなんですか?

Nさん:

インドのほうは、鉄道の国で。列車に乗って行けるところまで行って。

そこからはバイクのタクシーみたいな乗り物であちこち移動するというパターンですね。



                    * インド・アッサム州の小さな町を横切る線路です。


K:

釣り場はどんなところなんですか? 川とか沼とか?

Nさん:

川の中洲ですね。

インドでは、そもそもあまり釣りが普及していないんですね。

キャスティングを初めて見たっていう人もいるくらいで。



                      * インド・ブラマプトラ川の中州の池。



                       * インド・ブラマプトラ川の風景。



                       * ブータンから流れる川の風景。


K:

ははは~

外国から何しに来たの?って感じなわけですね。現地の人からは。

Nさん:

はい。えっ! 釣りしに来たの?って感じですね。

Nさん:

上のほうに行ったら、マハシールの釣りとか狙っている釣り人はいるんですが。

僕は行ったのは、アッサム州っていう紅茶で有名なところで。

K:

はい、はい。有名ですよね。

Nさん:

ブラマプトラ川という川の中洲にある池とかでスネークヘッドを狙っていたんですけど。



                     * インド・アッサム州で釣ったインディアンスネークヘッドです。



                     * インド・アッサム州で釣った種類不明のスネークヘッドです。


K:

そこで釣ろうというのは、目指す熱帯魚界では有名なライギョのポイントという

情報はどうやって仕入れたのですか?

Nさん:

一応、図鑑とかには載っているんですよ。だいたいの場所ですけどね。

後は、Google Earthとかで目星は付けて。どういう場所にいるかな~って。

K:

でも行ってみないとわからないって感じですよね?

Nさん:

現地まで行って、写真を見せて。こういう魚を知らないか聞いて。

そうやって探し歩いていきましたね。

K:

それも面白い旅ですね~

Nさん:

アスーとかは多くの方が狙っているのですが、アマパ・タライロンとかもそうなんです

けど、バルカ・スネークヘッドとか。

誰も狙わないからこそ釣ってみたいというのがあったんですね。

時間がなければツアーとかで行く手もありますが、

時間をかけて人に触れあって、旅を進めていって。自分の狙っている魚を釣る。

そして誰も釣っていない魚を釣るというのをやりたかったんで。

K:

聞いていると釣りもいろんな楽しみ方があるんだな~って。

面白いですよね。時間をかけて、行ってみないとわからないけど。

そのプロセスも含めて旅を楽しむという。1ヶ月以上の休みを取るのは中々できないけど。

仕事を辞めてしまうくらいしないと行けない( 笑 )。

Nさん:

インドの1回目は仕事を辞めずに休みをもらって行ったんですね、バイトだったんですけど。

同じ年の2回目は、さすがにバイトも辞めざるを得なかったですね。

K:

ははは~

その後は、海外は行かれているんですか?

Nさん:

年末年始にシンガポールには行きましたけど。

これは、自分で開拓していく釣り旅ではなく、向こうにシンガポール人の知り合いがいて

その方に案内してもらって。ピーコックバスとかを釣りに行ったんですね。

K:

それはそれで楽しいでしょうね。

ところで、今はフルタイムの仕事をされているから、長期の海外釣り旅は

ちょっと難しそうですよね。

Nさん:

そうですね。

今の仕事もずーっと続けるかはわかりませんが、仕事を辞めたらまた3ヶ月とか休んで、

もう一度ドラードやツクナレ・アスーを狙いに行きたいですね。

それが最後の長期の海外釣り旅になるかもしれないって思っているんですが。

で、その資金は貯めてはいるんですけどね。

K:

なるほど。

未来へのプランはふつふつとあるわけですね( 笑 )。

そうそう、ドラードは再チャレンジしないといけないですものね。

ぜひ、実現することを願っています!!

今日はお休みのところ、ありがとうございました!!

<編集後記>

3カ月をかけて、ツアーガイドやフィッシングガイドにも頼らずに

現地で情報を探しながら求める魚を釣りにいく一人旅。

ときには狙った魚が釣れなくて悔しいこともあるけれど、一方期待の魚に出会えた

ときの感激は一層突き抜けたものになるのだと思いました。

そして、その道中では魚のみならず、様々な人との出会いもある。

現代の人々にとって、実現はなかなか難しいかもしれないけれど

何か、旅の原点を感じさせられる話でした。

また、釣り人一人ひとりにその人ならではの独自のストーリーがあることが

改めて面白いな~とも思いました。

それでは、次回もご期待ください!


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