vol.26 五大陸制覇目前!MR.M嶋レポート篇

2018年08月19日

2018年08月19日 16:40

今回のゲストは、世界の主要な大陸の代表的な魚を釣る旅を続けている増嶋さん( 以下、Mさん:東京都在住 )です。

増嶋さんは、釣りに関してはまじめで" ドM "なので、M嶋さんとも呼ばれているそうです( 笑 )。

*増嶋さんは、vol.2ゲストの折茂さんにご紹介いただきました。ありがとうございました。

 インタビュアー 工藤( 以下、K )                            2018年5月13日



                         * ドラド アルゼンチンにて


K:

早速なのですが、事前のメールで海外釣行のおおよその一覧をいただきましたが、

かなり幅広くいろんな釣りをされていますよね。

Mさん:

そうですね。タナゴからGT&クロマグロまでやります( 笑 )。

日曜日にちょっと時間あると今でも子どもみたいに近所の公園にフナを釣りに行くこと

があります。もちろん、時間があれば国内外問わず遠出して大きいのも釣りたいとも思います。



                          * GT 奄美にて



                        * GTとファイト中   鹿児島県トカラ列島にて


K:

そこまで釣りが好きということは、やはり小さなころからやられているんでしょうか?

Mさん:

はい。幼少の頃、父親に川釣りに連れて行ってもらったのがきっかけです。

今45歳なので、かれこれ40年位は釣りを楽しんでいます。

K:

長いですね~ 

子どものころに、お父さんに釣りに連れて行ってもらったことがきっかけという方は多いんですよね。

Mさん:

はい。きかっけはそうでしたが、自身も小学生の頃にはブラックバスのルアーフィッシングにどっぷりハマってました。

当時、埼玉に住んでいたのですが、近所にブラックバスがいなくて

自転車で4時間掛けて、大宮の方まで釣りに出掛けたことをよく覚えています( 笑 )。

K:

へぇ~ 根性のある小学生ですね~( 笑 )。子どもならではのすごい集中力なんでしょうね~

Mさん:

今気づきましたが、やっていることは、大人になった今もあまり変わってないですね。

今は自転車が車になって、バスロッドがGTロッドになっただけで、釣りへの情熱と喜びは変わりません。

K:

なるほど。では、ご幼少のころから、ずーっと今まで途切れなく釣りを続けてこられた?

Mさん:

恥ずかしながら高校生の頃に色気付いて、バンド活動を始めて一時的に離れたことはありましたが、またすぐに、釣りに戻ってきました。

K:

ははは~ そいうパターンの方も多いですよね。

高校のころにちょっと色気づいて、もてたいもんだから。音楽とかサッカーとかやってみたり。

私もそのクチですが。でも、DNAは変わらない( 笑 )。

Mさん:

社会人になって、更に釣りに酷くハマり直したという感じです。



                         * スモールマウスバス 猪苗代湖にて



                               * 鮭  忠類川にて


K:

海外に行くようになったのは、よくタイの釣り堀から始まった方とか多いですけど、どうだったのでしょうか?

Mさん:

私もタイの釣り堀は経験しましたが、意外にもあまり興味がもてませんでした。

釣られる為に存在している魚を釣る様な気がしてしまい、どうもピンときませんでした。

私にとっては大自然の中に入ることが重要な様です。秘境に入りたいが為に、竿を持つという感じですかね。

人生を歩む為の杖のように。(笑)

K:

なんか、かっこいい表現ですね~

Mさん:

また、仕事柄、海外出張が多かったので、その際にいつもスーツケースに竿を入れて現地で竿を振ることが多かったことも、

海外フィッシングへの誘いに拍車をかけたと思います。

K:

一人釣りバカ日誌、みたいな( 笑 )。

Mさん:

ははは~ そうですね。本来、生真面目なエンジニアなのですけどね。でも、そんな仕事において、釣りに助けられたことがあります。

当時、アメリカの仕入れ先業から粗悪な部品ばかりが送られてきていた時。

上司から「お前が行って、解決してこい!」ってことになりまして。

私は転職したばかりで、イジメかな~って思って気が重かったのですが。一応、釣り竿は持って行こうと。

K:

ははは~ さすがです( 笑 )。

M:

アトランタ郊外の田舎にある会社でした。空港からレンタカーで4時間くらいで到着すると、先方の方々が険悪な雰囲気なんですよね。

部長含めて4~5人いて。私は、日本から一人ぼっちで・・・

K:

感じ悪いですよね。目的がクレーム対応ってわかっているわけだから。

Mさん:

そうなんですよ。机とか、いきなりバーンって叩かれたりして。まあ、話なんか聞く気もありませんでしたよ。

で、その後、ランチの会話中に、たまたま私の携帯に入っていた魚の写真を見せたのですが

有難いことに、向こうの方々は、みんな釣りが大好きだったのです。

「日本人でもこんなにクレージーな釣り人がいるのか!」ってことで、一機に打ち解けました。

K:

釣りという共通言語が身を助けることに!

Mさん:

はい!本当に助かりました。

その日の午後のミーティングから、皆が私の話を聞いてくれる様になり、こちらの事情や目的を理解しようとしてくれました。

そして、2日目には「もうわかった。お前の言うことは全部聞くから、午後から釣りに行こう!」っていうことになりました。

K:

ははは~ 本当に釣りバカ日誌の映画のようですね。

Mさん:

その会社のCEOも本当に釣り好きで、バス釣りの為に川縁にスロープ付きの家を建て、そこからすぐにバスボートが

出せるような環境をつくっている程でした。彼の船でテネシー川にて一緒に釣りしたことは忘れられない思い出です。

もう10年くらい前の話なのですが、今でも交流が続いています。

K:

いい話ですよね~ 商談もうまくいって、素晴らしい!

Mさん:

はい。おかげで当時、会社での私の地位も大きく?上がりました( 笑 )。

あんな気難しい会社との話をまとめるなんて、どんな秘策があるんだと( 笑 )。

この様に海外出張の先で色々と釣りをしていたことが海外釣行のきっかけと言えますね。

K:

面白いですよね。

で、仕事に合わせてだけでなく、純粋に釣りのために旅をすることにもなったと思うのですが、

その場合はどんな考えで釣りの行先を決めていくのでしょう?

Mさん:

世界の主な大陸ごとに有名な魚をピックアップし、釣って行こうというのが何となく私の頭の中にある様です。

独断と偏見ですが、例えば、ユーラシア大陸の淡水魚ならまずタイメン。

北米ならキングサーモン、南米ではピラルクやドラド。オーストラリアではマーレーコッド。

アフリカ大陸は未踏ですが、タイガーフィッシュやナイルパーチ。



                          * タイメン  モンゴルにて


K:

そのスタートはどこからだったんですか?

Mさん:

それを意識し始めたのは、モンゴルでタイメンを釣った時からです。

それまでは、アメリカ等の温暖な地域が多かったので、初めてのツンドラ地帯でその自然環境があまりに違うのに驚いて。

世界って広い! 色々な大陸で釣りしたい!と感銘を受けました。



                          * モンゴルにて



                           * モンゴルにて


K:

そこに感動しますよね! 

海外の秘境の釣り旅は。土地土地の野生魚も素晴らしいけど、その魚が生きている周りの大自然が素晴らしいですよね。

魚もさることながら、今まで見たことのないような風景だったり。

例えば、同じ北半球でもアラスカとカムチャッカではどちらも雄大な自然風景だけど、動植物などの種類とか、生態系が違っていて。

Mさん:

そうですね。竿を片手に世界中を見て回りたいですね。

まだ人類が足を踏み入れた事が無いのではないかと思える様な所へ行ってみたいものです。

K:

わかりますね~

で、モンゴルをきっかけにして、様々な国や地域に釣り旅に出かけるようになるわけですね。

行かれるときはお一人ですか、それとも釣り仲間とご一緒に?

Mさん:

海外でも、国内の乗合船でも、後学の為にできるだけ独りで行こうと心掛けています。

いつもの仲間と行くことも素晴らしいのですが、新しいことに接することが少なくなります。

新たな釣人との出会いが面白いですし、いつもとは違うことを吸収できたりしますしね。

初対面の釣人との会話は刺激や影響を受けます。

K:

それはありますね。釣り旅で初めて会う人たちとの会話は本当に面白いですよね。

Mさん:

例えば、先日アルゼンチンでご一緒した折茂さんなのですが、のべ竿持って来られてました。

魚肉ソーセージをエサにドラドのいる川で小物釣りをされてました。

この手があったか!素晴らしい!と感銘を受けて、帰国後にすぐに真似して買いました( 笑 )。

K:

ははは~

釣りの原点かもしれないですよね。子どものころの遊び心を思い出すような。

それから、本当にいろんな釣りをされているようですが、海と淡水とは半々くらいですか?



                        * ヒラマサ  対馬にて


Mさん:

そうですねぇ~ 一年を通すと海の方が多いですかね。

でも毎年この時期には、北海道にイトウ、琵琶湖湖北にビワコオオナマズも釣りに行っていました。

琵琶湖は車で片道7時間位掛けて走ります。



                          * イトウ  猿払にて



                          * ブラックバス  琵琶湖にて


K:

へぇ~ 行動力ありますね~ 大人になっても変わらずに。

Mさん:

ははは~。昨年のことですが、土曜の朝にその日の夜の予定がぽっかり空いたのでそのまま思い立って、

独り、車で昼前に東京を出て琵琶湖まで550km走り、夜3時間だけ釣りをして、帰ってきたこともあります。

しかも当然ボウズです。結果的には、週末に滋賀県名物のサラダパンを車で買いに行ったというだけの話になってしまいました( 笑 )。

K:

ははは~ 私は無理です( 笑 )。

ところで、今後の海外はアフリカがテーマってお話ですが。

先程も少しお聞きしましたが、今までどんな釣りを海外ではされてきたか教えていただけますか?



                          * キングサーモン  アラスカにて


Mさん:

それ程の経験はないのですが、過去に17か国に遠征しています。回数にすると25回程度です。

代表的なものは、淡水に関しては北米で、キングサーモンやブラックバス、南米だとピラルク、ピーコックにドラド。

オセアニアではオーストラリアのマーレーコッド。パプアニューギニアでパプアンバス。

アジアでは、モンゴルのタイメン、マレーシアのトーマン等です。現時点、アフリカは私にとって未踏の地です。

海水では、パラオやモルディブでGT、ロンピン( マレーシア )でセイルフィッシュ。

昨年はメキシコにルースターフィッシュを求めて行きましたが、大地震とハリケーンの影響もありボウズをくらいました。



                         * パプアンバス  パプアニューギニアにて



                            * マーレーコッド  オーストラリアにて


K:

最初にメールいただいたリストにあるスリランカのゴールデンバラマンディっていうのは、種類が違うのでしょうか?

Mさん:

本来、白銀色のバラマンディが、水中に強く含むタンニンという成分を吸収し、

魚体が通常より金色になる個体のことを言っています。種は同じです。

K:

生態系の違いで、同じバラマンディだけど体色が異なるわけですね。通称でそう呼んでる?



                         * ゴールデンバラマンディ  スリランカにて


Mさん:

そうですね。これなのですが。初めて見たときに、「これ、釣りた~い!」って思いまして。

K:

その軽いノリがいいですね。近所の野池じゃないんだから( 笑 )。

Mさん:

ゴールデンバラマンディも釣りたかったのですが、もう一つ釣りたかったのがフェザーバック( ナイフフィッシュ )という魚です。

面白い魚で、ルアーをくわえるとバックするんです。動きが変な感じで。



                            * フェザーバック  スリランカにて


K:

へぇ~ 面白いですね~ で、アフリカ計画は進行中って感じですか?

Mさん:

昨年、ゴライアスタイガーフィッシュ狙いでコンゴ民主共和国に行く予定だったのですが、

情勢不安だということで中止になってしまいました。

いつか仕切り直して、ゴライアスタイガーフィッシュと、あわよくばナイルパーチを狙いたいですね。

ただ、仕事の関係で、来年からマレーシアに赴任する予定ですのでちょっと今年は控えています。

来年からはトーマンに没頭かもしれません( 笑 )。

K:

秘境は新興国も多いから政情不安とかは仕方ないですよね。転勤後に落ち着かれたら、ぜひ実現するといいですね。

ところで今まで行ったところで、もう一度行ってみようっていうところってありますか?

Mさん:

変な話ですが、海外については、なるべく二度同じ所へは行かない様にしています。

実は、以前ロンピンにセイルフィッシュを釣りに行って、とても楽しかったことがあり、味を占めて翌年も行ってみたのですが、

二度目ということもあり?特に新しい刺激を受けること無く全く面白くありませんでした。

そうしたら、何か記憶が上書き保存されてしまって、1回目の楽しさが消えてしまったのです。



                            * セイルフィッシュ  マレーシアにて


K:

え~ そんなことがあるんですか~ 面白いな~ 面白いって言うと申し訳ないですが。

Mさん:

国内だと、回数を重ねてもその様な感じに陥ることもないのですが。不思議でした。

例えば、沖縄や奄美大島等はGTを釣りに何度も行っているのですが、ルーティンになっているというか。

そういう感覚には陥りません。海外はやはり私にとって何か特別なのだと思います。時間、お金、気持ちも入っているというか。

海外釣行に非日常を求めているのかもしれませんね。記憶の上書き保存を感じてから、海外ではルーティンは持たない様にしています。

K:

なるほど。

私も海外では、今まで同じ川や湖に同じ魚を釣りに行ったことがないんですね。

いつも行ったことのない場所、まだ釣っていない魚を目指していて。

でも、そろそろどこか通って楽しいところを見つけたいと思っていたので、ちょっと考えさせられますね~

Mさん:

私にとって海外釣行とは、その時の記憶や思い出を凄く大事にしたいというか、非日常を欲しているとか、

そういう感覚なのかもしれません。

非日常を二度重ねることで、日常になってしまうのでしょうか?だから、今は二度同じところに行かなくてもいい様な気がしています。

もう一度行けるお金と時間があるならば、無理にでも違うところへ行こうと考える様にしています。

K:

そうかもしれないですね。

同じ種類の魚だとしても、違う場所に行ってみたほうが新鮮でしょうしね。あるいは、同じエリアでも違う魚種を狙いに行くとか。



                         * ナポレオンフィッシュ   パラオにて


Mさん:

そうですね。 それなら問題ないと思います。(笑)

K:

いろいろ勉強になるな~ 今日は。ははは~

海外の釣りに関しては、ある時期は迷いもなく突き進んでいる感じの時期もあれば、何となくモヤモヤした気分を抱えてしまうこともあって。

目指していたことが一段落して、次はどうしていけばいいのかな~、とか。

そういった状況の中で、こうやって初めて会う他の釣りされる方の話って参考になるし、気づきがあったりして面白いんですよね。

増嶋さんとしては、アフリカが目下のところ次の新しいチャレンジなわけですね。

Mさん:

そうですね。いつかもう一度仕切り直して、アフリカの地を踏みたいと考えています。

それ以外では、海で100kgを超えるクロマグロを釣りたいという夢が有ります。

北米大陸東側のカナダ、ボストン等へ行こうかと考えています。

国内では青森や玄界灘にはよく行くのですが、大きいサイズは釣れてないですね。



                            * クロマグロ   対馬にて


K:

クロマグロは、国内ではサイズは別として釣れはするのでしょうか?

Mさん:

10㎏程度のものでしたら比較的簡単に釣れますが、最低ラインを30㎏に設定していますので 

いや~ 厳しいですよ~ 本当に釣れなくて。今年も玄界灘や青森には行く予定ですけど、

過去には乗船3日間、一度もキャストしないで終わったこともあります。

マグロがいなくて、クルージングして帰ってきました( 笑 )。

K:

厳しいっすね~~~



                              * アカメ   高知にて


Mさん:

厳しいと言えば、旅先でのトラブルの話があります。

南米ガイアナに行った時なのですが、預けた荷物が全て届かなかった事がありました。

K:

行きに?

Mさん:

行きも帰りもです。そんな事が起きない様に気合を入れて、全部2ピースロッドに買い替えてコンパクトにしたのに、

釣り竿どころか、スーツケース含め預けた荷物が全て届かなかったのです。全ての荷物が手元に戻ったのは、帰国一週間後でした。

K:

それは心折れますよね。現地ではどうやって過ごしてたり、釣りをしたりしたんですか?

Mさん:

ずーっと着替えも無いし、帽子も無いし、虫避けスプレーも無いし。靴もクロックスだけでジャングルを歩いて。

今だから笑って話せますけどね。手元には自撮り棒しかなくて(笑)。厳しかったです( 笑 )。

ただ、竿含め釣り道具は同行した方がご厚意で貸してくれて、助けていただきました。

お蔭様で良いピラルクを釣り上げることができました。



                          * ピラルク   ガイアナにて



                          * ワニ   ガイアナにて


K:

ガイアナの神様がかわいそう~って、同情したかもですね( 笑 )。

Mさん:

そうですね~。

更にお借りした竿を折っちゃった時には、心も折れました(笑)。

その後マダニにも刺されたのですが、外し方が悪くて皮膚に残った牙を帰国後に手術したり。

災難はたたみかけて来るものだと実感しましたよ(笑)。本当に情けなかったです(笑)。

K:

ははは~ 過ぎてみれば何でも思い出ではあるけど、そのときは辛かったでしょうね。すみません、笑ってしまって( 笑 )。

ところで、辛い話はひとまず置いておいて( 笑 )。

最近の海外の中で、アルゼンチンのドラド( 本記事TOPの写真 )について伺ってもいいでしょうか。

ドラドに憧れる釣り人は多いと思いますが、釣りの対象としてはやはり面白いのでしょうか?

Mさん:

そうですね。一番の魅力はトップウォーターのルアーによく出ることだと思います。

引きも結構強いと思います。それと凄くよく跳ねるので、すぐ針を外されてしまうので、フッキングとロッドワークが重要です。

K:

ジャンプするシーンは、よく写真で見ますものね。

Mさん:

淡水では、あそこまでジャンプする魚はそうそういないでしょうね。海の魚に例えるとシイラのイメージが近いかもしれませんね。

そう言えばあれもドラドって言いますね。それと、今回の釣り場のパラナ水系はキャストが重要でした。



                         * シイラ   久米島にて



                         * ピラニア  アルゼンチンにて


K:

と言いますと?

Mさん:

細くて狭い川を船で移動しながら、ピンポイントでキャストするので、距離とコントロールが必要です。

船から遠く離れたストラクチャー、流心のど真ん中だけでバイトが多かったことから、そう推測しています。

K:

何かご紹介していただいた折茂さんからは、増嶋さんは釣りのスキルや探求心がすごいって。

現地では他のお客さんのためのキャスティングの講習会の様相だったとか。そのスキルは独自に学んできたのですか?

Mさん:

いやいや、それほどでもないですよ。とんでもない話です( 笑 )!

ただ特に心掛けているのは、海の乗合船の場合、この釣りだったらこの船!という有名船に行く様にして、

そこに来ている猛者の釣りを自分の釣りはそっちのけで良く観察しています。

自分より優れている点を持っている方がいた場合には、徹底的にそれを真似する訳です( 笑 )。

K:

へぇ~ すごい向上心!

私の場合は、ひたすら自分が魚を釣ることに必死になっちゃいますけどね( 笑 )。

Mさん:

釣りも勿論、楽しいですけど、テクニックを学べる事が乗合の醍醐味と私は感じています。

乗合船で武者修行しているみたいな感じです。最初は未熟だったと思いますけど、そんなことをもう10年以上も続けていて、

最近では自分もソコソコに成ったかな~って、おこがましくも感じることもあります( 笑 )。



                            * レッドモンスター  沖縄にて



                          * シーバス   東京湾にて

K:

なるほどね~ 素晴らしいですよね、その釣りの求道者のような勉強ぶり( 笑 )。

Mさん:

うまくなりたいっていう欲求が強いのかもしれません。

釣りに関しては、真面目でドMって言われます。または、M嶋さんとか( 笑 )。

でも、広く浅く釣りをしていて、実はあまり突き詰めたテーマとかは意識していないのかもしれません。

特定の魚を専門に釣ろうと決めているわけでもないですしね。

K:

いやいや、釣り道を究めようっていう志そのものに十分なテーマ性を感じますよ。

アフリカ含めて、これからの釣りにも期待しています。今日は本当にありがとうございました!!

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