vol.9 スティールヘッド、カナダ・スキーナ水系の旅

2023年08月02日

2019年10月、カナダ・スキーナ水系へ。スティールヘッドは、サケ科の魚であるニジマスが生まれた川から海へ下り、

大きく成長して戻ってくる遡上魚でトラウトやサーモンを狙うアングラーにとって憧れの対象となっている。

その代表的な釣り場でスティールヘッドフィッシングのメッカとも呼ばれている場所が、

カナダ・BC( ブリティッシュコロンビア)州のスキーナリバーとその支流群だ。



* 80cm超えのスティールヘッド、カナダ・スキーナ水系支流のケイラムリバーにて( 14gスプーン )。2019年10月下旬


思い起こせば初の海外釣り旅は、1988年 に今回と同じエリアにスティールヘッドを釣るための旅だった。

結果は無惨にも40cmクラスのスティールヘッド( ガイドが気を使ってそう言っただけで、

河川残留型のニジマスだったのかもしれない )とドリーバーデン( イワナの一種 )しか釣ることはできなかった。



* TOP写真と同じ魚


その16年後の2004年にカナダ・バンクーバー島で初めてスティールヘッドを釣り上げ、

2017年には、南東アラスカ・ヤクタットでも90cmを筆頭に多くのスティールヘッドを釣ることができた。

( * 釣り旅ブログ「 vol.5 スティールヘッド、南東アラスカの旅 」ご参照 )

そこでふつふつと頭にわいてきた思い。

それは31年という時を経て、今現在カナダ・スキーナ水系へチャレンジしたらどうなるだろうか。

スティールヘッドを釣り上げることはできるのだろうか、ということだった。



* スキーナ水系支流・ケイラムリバーの風景


答えは、あっけなく出た。釣り初日、それも最初のポイントで釣り始めて約1時間後。

強烈なアタリがあり、その後の暴力的なスピードとパワー溢れるファイトの末に

80cmオーバーの美しいスティールヘッドが姿を現した。

ここで大いなる勘違いをする。「 俺、釣りがうまくなったかも・・・30年の雪辱を果たしたぞ! 幸先いい、バンバン釣るぞ!」

しかし、その後その日を含めて4日間、スティールヘッドはまったくヒットしなかったのだ。

やはりスティールヘッドは簡単な魚ではなかった。。。



* シルバーサーモン。スティールヘッドよりも数多くヒットした。スピードはスティールヘッドに劣るがパワーはすさまじい



* こちらもシルバーサーモン。オスの鼻曲がりが立派で堂々たる風格を感じる



* これもケイラムリバーの風景、シルバーサーモンの好ポイントだったところ



* ドリーバーデンもいいサイズがぽつぽつと釣れた



* こちらはスキーナリバー、スキーナ水系本流でしかも河口に近いために雄大な風景




    


* 上記の写真は、今回お世話になったディープクリークロッジの全景と入り口の素敵な看板



                       


* 毎晩、ロッジオーナーの奥様のおいしい手料理を堪能



* ロッジ内のリビングルーム、釣りの後は毎晩ここで料理とともにビールやバーボンを飲む 


* 5日目最終日の朝、やっとのことで2尾目のスティールヘッドを釣る。メスなので、1尾目とは違うやさしい顔つき


以上、2019年10月下旬のカナダ・スキーナ水系の旅のご報告。

海外釣り旅が思うようにならない2020年の現状ではあるが、次にどこで何を目指すかを妄想中、それではまた!


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